主に夕食を作ったときだけ更新する。超私的な日記&食事記録日記です。
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今日はお休みだったので、INFOSTAのイベント「奈良国立博物館の仏教美術資料研究センター見学会」に行ってきました。
まずは、講堂でセンターの概略と建物の説明を聞きました。
最近はアーカイブズが流行ですが、文化財のアーカイブズはデジタル化だけではなく、文化財を保存・活用するためには時間的・重層的特質を踏まえた総体としての情報資源が必要との事でした。

例えば
興福寺の阿修羅像は有名ですが、明治期の修復前の写真を見ると、一番手前の手がひじから先がなく、またその手の脇の角度が変わっています。つまり阿修羅像は本当は手を合掌していなかったかもしれない。しかしそれは修復前の写真があって初めてわかるものである。また時と共に解釈、形は変わって行くので、その経緯を知るした情報は大変重要との事でした。

ということを踏まえて、奈良国立博物館におけるアーカイブズとは
・収蔵品のデータベース
・画像資料(様々な文化財の写真。昔は4×5のマイクロ写真でしたが、今は8000万画素のデジタル写真だそうです。)
・文献資料(今回見学に行くところの資料です。)
・アーカイブズ資料(美術院修理記録370冊のデジタル化)
が挙げられるとの事でした。

文献資料は現在インターネット上で検査できるようになっていますが、さすがと思ったのは、図録や雑誌の論文検索もできるというところ。特に「国華」という美術雑誌はデータベース化されていない新しい号も入力していているとのこと。
これは便利だと思います。また、こまったこちらの検索をさせてもらうと思いました。

で、その後はセンターの見学へ
建物は明治35年建築の重要文化財であるため、見た目はかなり古めかしい感じ。設計者が古社寺の修復をしていた人だったため、いろんな社寺の意匠がとりいれらているとの事です。
とにかく資料はもとより、内装が興味深く写真も主に建物を取ったものが多い。
書籍としては展覧会の図録や発掘調査報告書、修理工事報告書が多かったですが、さまざまな関連本も購入しておいてありました。
案内の人に聞くと、日本の文化や歴史の資料が主だが、最近は周辺の国の研究も多いので東アジア関係の資料も最近増えているとの事でした。
あと、歴史や文化の物はやはり奈良県に関係する書物を主に集めているとの事でした。
ユニークだなと思ったのは奈良博で所蔵している文化財の写真の目録カード。排列が所蔵者の五十音順になっていますが、ざっと見た感じ探しにくいということはなかったです。
またざっと見ましたが、仏像は側面や背面の写真もありました。

私もよくカウンターで聞かれるので、ここの存在は覚えておこうと思いました。

いや~、こんないいところ知らなかったのがもったいないです。ちなみに通常はこのセンター、水・金の週二日開館で、入り口も門扉は閉まっていてインターホンで開けてもらうとのことで注意が必要です。

ということで、久しぶりにあった知り合いの方もいて、よい見学会でした。



ちなみに建物の写真はこんな感じ。

DSCN1355.jpg
外観はこんな感じ。

DSCN1356.jpg
上の方にあるガラス窓も凝った意匠です。

DSCN1359.jpg
新薬師寺の南門の蟇股と同じ意匠だそうです。

DSCN1358.jpg
この蟇股もどこかの寺院に似たようなものがあるそうです。

DSCN1360.jpg
中もかなり味わいのある設計です。

DSCN1364.jpg
ここは中央部分のホール、天井が高くてみんな掃除のことが心配でした(笑)。

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